REPAIR WORLD ブログ

2021/10/15

iPhoneが熱くなる!?様々な原因と対策

日々修理している中で端末が熱くなるという相談をよく受けます。

iPhone、スマートフォンが熱くなる原因を修理店からみた原因を解説させていただこうと思います!

端末が熱くなるという症状ですがiPhoneに限った事ではなく、Android端末でも同じ症状の相談を多くいただいております。

相談時によくある事なのですがバッテリーが熱くなっていると勘違いされている方が多いのですが、

実は熱くなっているのはバッテリーではなく端末の心臓部分の基盤(ロジックボード)になります。

そんな熱くなる原因ですが大きく分けて4つの原因が考えれます。

iPhone、Androidが熱くなる主な原因

  • バッテリーの劣化によるもの
  • 水濡れによるもの
  • システムの故障または不都合
  • 外的要因

バッテリーの劣化によるもの

こちらは熱くなる要因の中でも一番可能性の高いものとなります。

バッテリーの劣化により電圧が安定しなくなる事でCPUに負荷がかかり端末が熱をもつというもの。

iPhoneに限った話にはなりますが熱を持つという方の設定画面を拝見させていただきますとバッテリーの最大容量が85%前後の方が多くなっております。

設定→バッテリー→バッテリーの状態

こちらの設定の画面ある程度の目安となるバッテリー最大容量が表示されています。

※iOSのバージョンによってもこちらの設定がない場合があります。

iPhoneバッテリー最大容量

Android端末で関してはそれぞれインターフェイスの違いなどもありこちらの最大容量の表示があったりなかったりになります。

iPhoneにはない温度表示があったりする場合もあります。

Androidバッテリー温度表示

水濡れによりもの

端末内に水が侵入する事で端末が熱をもつというもの

なんで水が侵入する事で熱を持つのかという事ですが、iPhoneやAndroidのスマートフォン内には無数のチップ(電気を通すもの、電気をためておくもの)などが無数に入っております。

一部例外などもありますが基本的には電気の流れはAからB、BからCと電気の流れる道が決まっている中で端末内に水が侵入し、これらのチップの上に水滴がつく事でAからBにいかないといけない電気がAからCに流れてしまう事で電気の流れがおかしくなる事です。

チップにより電気の流れを管理していますが水の影響で本来の電気の流れがおかしくなり端末が熱を持ってしまうという症状になります。

これが一般的にはショートといわれる状態となります。

  • システムの故障または不都合
  • iPhoneに限らずですがシステムの不都合は割と多くあります。

    不都合の中にはスリープ状態でフリーズしてしまいボタンを押しても画面をタッチしても反応しなくなるものもあります。

    電源が切れてしまったように見えて内部ではちゃんと動いている状態になります。

    フルーズ中はずっと内部を処理動作が行われいるので端末がどんどん熱くなってしまうもの。

    こういった場合には一度再起動する事で改善出来る場合もあります。

    スマートフォンは充電する事で熱を持つ仕様となっております。

    負荷の多いアプリを起動する事でも熱を持つのですがそういったアプリでは負荷が多い分充電の減る速度も早くなります。

    充電の減りが早いので充電しながら負荷の多いアプリを起動すると二重に熱を持つ原因となります。

    その他にもスマートフォンのケースをつけている事で端末の放熱がうまくできずに熱をもってしまう事がございます。

    熱を持った場合の対処法

    充電する事でも熱を持つので充電をやめるのも対処法の一つとなります。

    物理的に熱を下げる事も効果的な対処法です。

    主に風を当てるなども効果的となります。

    物理的に熱を下げる事が効果的はありますが冷蔵庫や冷凍庫に入れるなどは絶対にやってはいけません!

    上記は熱を持ってしまってからの対処法となりますがそもそも充電しながら負荷の多いアプリを立ち上げない

    端末を暑い場所に放置しない

    などが重要となります。

    バッテリーの消耗による修理や水没などもある程度の対応が可能ですが修理できない場合もございますので快適に仕様するためにある程度気をつけて使っていただく事も必要となります。

    スマートフォンの不都合などはご相談だけでも可能となりますのでまずはご相談ください。