
【結露でスマホが水没!?】冬場に急増する“内部結露トラブル”と当店でできる対策
冬場や温度差の大きい季節になると、スマホ修理のご相談が一気に増えます。
とくに多いのが、**「水に落としていないのに水没扱いになった」**というケースです。
しかし、じつはこの症状の原因は “内部結露” によるものかもしれません。
今回は、なぜ内部で結露が発生するのか、そしてどのような対策が必要なのかを詳しく解説します。
■ なぜスマホ内部で結露が起きるのか?
まずは、結露の仕組みから確認しておきましょう。
スマホを冷たい環境で使用した後、急に暖かい室内に持ち込むと、内部の温度差によって水滴が発生します。
つまり、外側ではなく「内部」に水が生まれるというわけです。
さらに、スマホは完全密閉ではないため、わずかな隙間から湿気が侵入します。
その湿気が基板やコネクタに付着すると、
- 電源が入らない
- 画面が暗いまま
- 充電ができない
- タッチ不良
- リンゴループ
といった症状が突然あらわれます。
一見すると普通の故障に見えますが、実際には 水没と同じ状態 になっているのです。
■ どんな場面で結露が起きやすいのか?
では、具体的にどのようなシーンで結露が発生しやすいのでしょうか?
以下のような状況はとくに注意が必要です。
● 冬の屋外から暖房の効いた室内へ
とくにスマホが冷えきっていると、内部に瞬時に水滴ができます。
● 車内に置いたスマホを外で使用したとき
車内は冷暖房で温度変化が大きく、結露のリスクが高い環境です。
● お風呂場や洗面所での使用
湿度が極端に高いため、内部に湿気が溜まりやすい場所です。
● 夏場でも冷房の効いた部屋から外へ
つまり、結露は冬だけの問題ではありません。
このように、日常のちょっとした環境変化でも結露は簡単に起こってしまいます。
■ 結露を放置するのは危険…その理由とは?
一方で、結露をそのまま放置するとさらに危険です。
内部に水滴が残った状態で電源を入れたり、充電をすると ショートを引き起こす可能性があります。
さらに悪化すると、
・基板が焼ける
・部品が腐食する
・突然電源が入らなくなる
など、重度の故障につながります。
つまり、結露は「気づかないタイプの水没」であり、放置すればするほど状態が悪化するということです。
■ 当店で行う復旧・修理内容
そのため、内部結露によるトラブルが疑われる場合には、早めの処置がとても重要です。
スマホ修理のクイック大和店では、次のような作業で復旧を試みます。
✔ 基板洗浄(超音波+IPA)
まずは腐食の除去を行い、ショートリスクを下げます。
✔ 内部乾燥・パーツ点検
つまり、水分を確実に取り除いたうえで部品の状態を丁寧に確認します。
✔ 必要に応じたパーツ交換
バッテリー不良・画面不良など、関連する症状にも対応できます。
✔ データそのまま修理
もちろん、基本的に初期化せず作業できます。
さらに、原因が結露かどうか不明な場合でも、内部診断により症状を確認できますのでご安心ください。
■ 結露トラブルを未然に防ぐためのポイント
最後に、結露を防ぐための対策をいくつかご紹介します。
- まず、急激な温度差を避ける
- スマホが冷えている時は、すぐ電源を入れない
- 車内放置を避ける
- お風呂・洗面所には持ち込まない
- さらに、耐湿性を強化するためにガラスコーティングもおすすめ
とくにガラスコーティングは、内部まで密閉するわけではありませんが、
コネクタ部分や外装の耐腐食性が上がるため 結露によるダメージを軽減できます。
■ 結論:結露は立派な水没!気になる症状はすぐにご相談を
結論として、結露は「水没と同じレベルの危険性」を持つトラブルです。
つまり、水に落としていなくても内部が濡れることは普通にありえます。
もし
「電源が急に入らない」
「画面が真っ暗」
「動作が不安定」
といった症状がある場合は、早めの修理が安心です。
📍 スマホ修理のクイック大和店では
・水没復旧
・基板洗浄
・画面交換
・バッテリー交換
など、即日対応が可能です。
お気軽にご相談ください!