最近、「スマホの画面が少し浮いてきた気がする」「フレームとの間に隙間がある」と感じたことはありませんか?
実はこの“画面の浮き”は、見た目以上に危険なサインです。放置してしまうと、スマホ内部の故障やバッテリーの膨張につながる可能性があります。
この記事では、スマホの画面が浮く原因と放置による3つの危険、そして修理方法をわかりやすく解説します。
■ なぜスマホの画面が浮くのか?
画面が浮く原因として最も多いのが、バッテリーの膨張です。
スマホのリチウムイオン電池は、経年劣化や高温環境でガスを発生し、内部から膨らむことがあります。
その結果、バッテリーが液晶パネルを内側から押し上げ、画面が浮いてくるのです。
そのほかにも、
- 強い衝撃による接着の剥がれ
- 過去の修理で使われた接着剤の劣化
- 内部フレームの歪み
などが原因となるケースもあります。
■ 放置すると起こる3つの危険
1. バッテリー破裂・発火のリスク
膨張したバッテリーを放置すると、外部からの圧力で破裂や発火する危険があります。
特に夏場や充電中は内部温度が上がりやすく、非常に危険です。
2. 液晶やタッチパネルの故障
画面が浮いた状態では、パネルと基板の接触が不安定になり、
・タッチ反応が鈍くなる
・表示がチラつく
・画面が真っ暗になる
などの不具合が起こりやすくなります。
3. 防水・防塵性能の低下
隙間ができることで、防水シールが機能しなくなり、湿気やホコリが内部に侵入します。
その結果、基板が腐食し、修理費用が高額になることも。
■ 修理・対処方法
画面が浮いてきた場合、まず自分で押し戻したり、テープで固定したりするのはNGです。
内部でバッテリーが膨張している場合、圧力をかけることで破裂の危険があるため、すぐに電源を切って専門店に相談しましょう。
修理内容としては、
- バッテリー膨張が原因 → バッテリー交換
- 接着剥がれが原因 → 画面の再接着 or パネル交換
が一般的です。
修理時間は多くの場合30分〜1時間程度で完了し、データもそのまま残せることが多いです。
■ 予防するためのポイント
- 充電しながら長時間使用しない
- 純正ケーブル・正しい電圧の充電器を使用
- 高温の場所(車内・直射日光)に放置しない
- 2年以上使用したらバッテリー点検を検討
定期的なバッテリー交換は、スマホの長寿命化にもつながります。
■ まとめ
スマホの画面が浮いてくるのは、バッテリーの寿命サインであることが多く、
放置すると「発火」「故障」「データ消失」といったトラブルに発展する恐れがあります。
早めに専門の修理店で点検・交換を行うことで、安全に長く使い続けることができます。
もし「画面が浮いてきたかも…?」と感じたら、無理に使い続けず、ぜひ一度ご相談ください。